
私たちの暮らしにつながるSDGs
Greentopia創設者 Richard Mayus
Greentopiaは、2022年4月、Richard Mayusによっ て設立されました。日本における新しい都市型農業の可能性を広げ、より持続可能な食の未来をつくることを目指しています。
Richardは、都市型農業ワークショップの実施、温室づくり、家庭用DIYハイドロポニックスの実験など、さまざまな栽培経験を重ねてきました。その経験をもとに、気候変動や食料アクセスの課題に取り組むため、Greentopia Japanを立ち上げました。
Greentopiaの目標は、おいしく、健康的で、栄養豊かな食材を、誰もが、どこでも、より身近に楽しめるようにすることです。
現代農業が抱える環境負荷
現在の食料生産は、私たちの暮らしを支える一方で、環境に大きな負荷をかけています。
持続可能ではない農業の拡大、森林伐採、資源の過剰利用は、地球環境と食料の安定供給に深刻な影響を与えています。森林が農地へと変えられることで、二酸化炭素を吸収する重要な自然環境が失われ、生物多様性を支える生態系も損なわれます。
また、肥料の原料となるリン資源の採掘や、窒素・リン酸肥料の過剰使用も課題です。農地から流れ出た肥料成分は、河川や地下水、海へと広がり、水質汚染や海洋生態系への影響を引き起こすことがあります。
さらに、農薬の使用は害虫や病気の管理に役立つ一方で、水源や周辺環境への影響も懸念されています。
農業は世界の水資源を大量に使用しており、その一部は作物に届く前に失われています。こうした水・土地・肥料・エネルギーの非効率性は、これからの食料生産を考えるうえで避けて通れない課題です。
だからこそ、限られた資源をより効率よく使い、都市部や身近な場所でも新鮮な食材を育てられるハイドロポニックスのような栽培方法が注目されています。
私たちのストーリー








Greentopiaのサービス
食料生産と環境負荷の課題に向き合うためには、食材をもっと身近な場所で、より効率よく育てる仕組みが必要です。
ハイドロポニック栽培は、都市部でも導入できる新しい食料生産の選択肢です。水やスペースを効率的に活用しながら、従来の農業が抱える環境負荷を軽減し、より安定した食料供給を支えることができます。
Greentopia Japanでは、環境に配慮した暮らしや事業に取り組む個人・企業・団体に向けて、ハイドロポニック栽培システムや都市型農業ソリューションを提供しています。
さらに、学校、高等教育機関、地域団体、行政機関、民間企業に向けて、ハイドロポニックスや都市型農業を活用した教育プログラムも実施しています。食の未来、サステナビリティ、科学的な学びを実践につなげることが、Greentopiaの取り組みです。
Greentopiaのソリューション




エアロポニックスの特長
エアロポニックスは、ハイドロポニックスの一種で、植物の根を空気中に保ちながら、ミスト状の養液を届ける栽培方法です。根に酸素が届きやすく、植物が水・栄養・酸素を効率よく吸収できることが大きな特長です。
主なメリット
省スペースで多く育てられる
縦型栽培により、限られた面積でも多くの植物を育てることができます。
効率的な栄養供給
養液を根に直接届けるため、植物が必要な栄養を吸収しやすくなります。適切な環境では、収穫量の向上も期待できます。
収穫までの期間を短縮しやすい
植物の種類や栽培環境によっては、従来の栽培方法よりも早く収穫できる場合があります。
水の使用量を抑えられる
水を循環させて使うため、従来の農業と比べて水の使用量を大きく削減できます。
肥料の流出を抑えやすい
養液をシステム内で管理するため、肥料成分が周辺の水域へ流出するリスクを抑えやすくなります。
農薬の使用を減らしやすい
土を使わないため、土壌由来の害虫や病気のリスクを減らしやすく、農薬の使用を抑えられる場合があります。
輸送に伴う環境負荷を削減できる
消費地の近くで育てることで、食材の輸送距離を短くし、輸送に伴う排出量の削減にもつながります。
土を使う作業が少ない
草取りや土を掘る作業が不要になり、管理の負担を軽減できます。
エアロポニック技術とハイドロポニック技術は、屋内、屋外、屋上、温室、バルコニーなど、さまざまな環境で活用できます。都市の限られたスペースを、新鮮な食材を育てる場所へと変えることができます。

培地で育てた苗

植え替え準備が整った苗

組み合わせやすいモジュール式システム
エアロポニック栽培を始めるために必要なものは、基本的には光、水、栄養、そして水を循環させるポンプ用の電源です。
種はまず、ロックウールやココピートなどの清潔な培地で育てます。根が十分に発達し、エアロポニックシステムへ移せる状態になるまで、通常2〜3週間ほどかかります。
システムに移した後は、栄養を含んだ水が閉鎖型システム内を定期的に循環し、植物の根に直接届けられます。給水のタイミングは、 根が空気に触れて酸素を吸収できる時間を確保できるように設計されています。
この水・栄養・酸素のバランスによって、植物は効率よく成長します。条件が整えば、移植後わずか3週間ほどで、新鮮で栄養豊かな葉物野菜を収穫できる場合もあります。
葉物野菜だけでなく、果物、野菜、ハーブ、花など、幅広い植物を育てることができます。150種類以上の栽培可能な植物リストもご覧いただけます。
食料生産は、自然と物流に大きく左右されています
農業は、自然環境の影響を避けて通れません。洪水や暴風などの自然災害は、一度に多くの作物に被害を与えることがあります。さらに、干ばつや気候変動の影響により、農業に適した土地は世界的に大きな課題に直面しています。
雨の多い地域ではより雨が多くなり、乾燥した地域ではさらに乾燥が進む中、従来の農業では新たな農地を確保するために森林が切り開かれることもあります。その結果、自然環境や生態系への負荷がさらに高まります。
もうひとつの大きな課題は、農場から食卓までの距離です。私たちが食べる食材の多くは、都市部に届くまでに長い距離を移動します。その輸送の過程で温室効果ガスが排出され、環境への負荷が積み重なっていきます。
また、長距離の食料流通は、私たちの食卓を物流網に大きく依存させています。社会的な混乱、自然災害、交通網の停止などが起きたとき、食材が安定して届くとは限りません。
だからこそ、食料をもっと身近な場所で、より安定して、より持続可能に育てる仕組みが必要です。



